カナダ高校野球留学　克也さん（卒業後）

「カナダ高校留学を終えて」

地元の公立高校に入学するも、中学時代に憧れた「海外で野球をする」夢を捨てきれずに留学を決意。留学中は野球だけでなく、現地カナディアンの友達を作るため、自ら現地校への就学を志願し、積極的に学業に取り組む姿勢を見せた。卒業後は野球から離れ、ビジネスマンとして地元・福島で貿易関係の仕事に携わり、グローバルに活躍中。

漠然と「英語できたらカッコいい」と憧れていた

僕は日本の高校入学後にカナダに渡りましたが、実は中学3年生の時点で一度留学をしようと考えていました。ただその時は漠然と「英語ができたらカッコいいな～」「メジャーリーガーになれたらいいな～」という程度で、親からも「とりあえず国内の高校でやってみれば？」と言われたので、地元・福島県の高校へ進学しました。しかし、高校野球部の活動は本格的でなく、お遊び状態。。そんな環境に耐えられず、1ヶ月が過ぎた段階で「これは留学するしかない！」と思い、パソコンで調べ始めたらBBCさんのサイトに辿り着きました。「こんな僕でも野球をやりながら高校を卒業できる道がある！」と思い、すぐ連絡して面談をしてもらいました。

日本とは全然違う生活で苦労した

英語に憧れはありましたが英語力は皆無だったので、現地校への就学ではなくカナダの語学学校に入学しました。ホームステイ、バスでの移動、英語の授業、カナディアンのチームで野球、当然ですが全てが初めての経験で、初めは環境に慣れるのがやっとでかなり苦労したのを覚えています。ですが、ファミリーや現地のスタッフ、チームメイトたちが優しく接してくれたので、楽しい留学生活を送ることができました。

思い切って現地校に挑戦！

英語に慣れ始めたとき「このままでいいのかな、、」と思うようになりました。ずっと帰国まで英語学校に在籍することもできたのですが、このままの英語力で日本に帰っても笑われてしまうな、と焦りが出てきて、半年間だけ現地校に通うことを決めました。無謀な挑戦だったかもしれませんが、英語学校にいてはネイティブの友達がなかなか作れなかったし、カナダの高校生活も味わってみたかったので、とりあえず飛び込んでみました（笑）。すると今までとは全く違う環境で、授業のレベルも早いし宿題もたくさん出されるし、ついてくのに精一杯。今思えば、日本の通信制高校プログラムを履修していたので現地校の成績は卒業には関係なかったのですが、そんなことは知らずにがむしゃらに授業を受けていました（笑）。

特別な景色を見れたことで将来が楽しみ

現地校に通った結果、英語力が身についたと実感できましたし、とにかく自信がつきました。大変でしたが、辛い経験もできたので、社会人になった今、仕事が大変な時とかは当時の事を思い出すことで自分を奮い立たせるようにしています。一方で、留学をしたことで「普通のレールから逸れた」というコンプレックスが帰国当初はありました。日本の全日制高校を卒業していたら、今頃大学生なのかな？もう少し違う分野の仕事をしているのかな？とふと考えるときもありましたが、僕はみんなとは違う景色を見て、カナダにもたくさん友人が作れたので、これから先何かあるんじゃないか！？とワクワクしています。

自分を誇りに思う

「通信制高校」と聞いて様々な見解があると思いますが、僕は全く後悔はありませんし、むしろ自分を誇りに思います。どんな形であれ高校を卒業できましたし、今地元で仕事をしていることが一番幸せです。中学3年生の頃抱いた「留学したい」という夢は叶いましたが、もう一つ「社長になって親孝行する」という夢が残っています。この先どうなるか分かりませんが、僕はとにかく後先考えず今を全力に戦うタイプ。バカなんでそのくらいしかできないんです（笑）。

子供には絶対留学させたい！

もし留学を悩んでいる方がいるのであれば、ぜひ行くべきだと思います。失敗したらどうしよう、とか悪いことを考えるかもしれませんが、やりたいことをやらなかったらきっと後悔すると思います。自分に子供ができたら絶対留学させます。子供が行きたいと言ったらいつでも「行ってこい！」と言えるように僕もこれから頑張らないといけません！

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克也さん
カナダBC州サレー KGIC語学学校＋日本航空通信課程
貿易関係企業